企業と従業員を守るための知識とケーススタディー
【月刊BCPリーダーズ】10月号

特定の発言や行為をめぐりネット上に批判が殺到する「炎上」が、もはや日常になりつつあります。評判を著しく傷つけるそのダメージは、企業においても極めて深刻。にもかかわらず、炎上はあとを絶ちません。なぜかくも炎上は呼び起こされてしまうのでしょうか――。

 

不正・不祥事のみならず、広告・CM、マーケティング、人事・労務、経営層の発言。日常的な企業活動がその不適切性を問われ、告発され、叩かれる。しかし、それが特異な事象ではなく社会そのものだとすれば、リスク対策はまずその姿をつかむことからでしょう。炎上の意味を、企業の立ち位置と関連付けながら考えてみました。

 

事例紹介では、災害の経験をBCPの改善に生かす企業にフォーカス。非常事態に見舞われるとBCPの効果や弱点が否応なく明らかになりますが、意図して災害に遭遇することができない以上、重要なのが訓練、そして被災企業の実体験に学ぶことです。事例を通じた疑似体験はBCP見直しの貴重な手がかりになるはずです。