個人情報保護機能と低コストが魅力
─サイボウズスタートアップス株式会社の安否確認システム─

データセンター事業者のさくらインターネットでは、昨年9月から安否確認システムを導入した。同社が、数多くある安否確認システムサービスから、サイボウズスタートアップス株式会社の安否確認システムを採用したポイントは、社員の個人情報保護機能やSNS(ツイッター)対応などの機能面の充実と他社のサービスと比較してコストパフォーマンス面に優れている点だ。

さくらインターネットは、大阪に本社を持つ国内最大級のデータセンター事業者で、法人顧客11万社以上、個人顧客18万人以上※にサービスを提供している。社会インフラの1つともいえるITを支えるデータセンター業務は、災害時においても24時間365日体制で事業の継続が求められる。有事における社員の安否確認は、社員の安全を確認することに加え、事業を継続するための運営保守要員を・確保する上でも重要となる。 

さくらインターネットでは、東日本大震災を契機に、安否確認の連絡方法を検討。昨年9月から安否確認システムを導入した。サイボウズスタートアップス株式会社の安否確認システムを導入したことについて、さくらインターネット災害対応の担当にあたる総務部総務チームリーダーの町田知紀氏は「コストと機能のバランス。他社とのサービスと比較して定額コストが安く、個人保護機能やツイッターでのアカウント登録が出来る点が優れていると思いました」と話す。 

サイボウズの安否確認システムでは、緊急連絡先として、最大3つのメールアドレスとツイッターのアカウントを登録できる。緊急連絡先の個人情報は、システム管理者も含め自分以外の全てのユーザーは閲覧できない。「個人情報の観点から、社員の携帯電話番号やアドレスを回収するのがネックでしたが、このシステムではプライバシーが保護されているので安心。多くの社員が利用するSNSを活用できるのも魅力」(町田氏)。 

料金は、最低月々6800円と低価格でサービスを提供。安否確認は、平時にはあまり使わないシステム。できるだけコストを抑えることができるのも、このシステムのメリットの1つだ。 

さくらインターネットでは、今年4月に発生した淡路島のM6.3の地震で、実際に安否確認を実施。導入後初めての経験だったが、誰もが簡単に利用することができたという。

※2013年4月現在


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