宿泊施設や食事を提供、ヘリコプター利用も

株式会社ワンビシアーカイブズ

株式会社ワンビシアーカイブズ(東京都港区虎ノ門)は、四季の湯温泉ホテル・ヘリテイジを運営する株式会社ヘリテイジ(本社:埼玉県熊谷市、以下ホテル・ヘリテイジ)と提携し、11月1日よりワンビシデータセンターの利用者に対して、災害時の長期滞在支援を開始する。災害時のシステム復旧作業・事業継続に伴う長期滞在に際し、データセンター近隣に位置するホテル・ヘリテイジの宿泊施設、食事、移動手段などを優先的に利用してもらえるようにする。

写真を拡大ワンビシが提供するバックアップオフィス

企業や自治体などの組織では、BCP(事業継続計画)の策定に伴い、事業拠点が被災した場合の対策として、システムのデータセンター設置やバックアップオフィス(代替事業拠点)の確保を進めているが、東日本大震災以降、移動手段や宿泊・食事など、実際にその場所で人員が働くために必要な環境まで準備しておかないと機能しないといった、より実践的な課題が指摘されている。

そこで同社では、これまで取り組んできたバックアップデータの安全保管やデータセンターの運営、バックアップオフィスの提供などに加え、新たに、災害時に集まる人員の移動手段や滞在環境を懸念されるニーズに応え、業界初となるホテルとの提携を締結した。

具体的には、宿泊や食事、移動手段(バス・ヘリコプター)などデータセンターの利用者が災害時に長期滞在するための環境を優先的に確保する。また、ホテル内の研修会議室を、一般的な事務機能を備えたバックアップオフィスとして優先的に貸し出す。

価格は、利用都度、発生するが、訓練時には、通常料金よりも安価でホテルを利用できるという。また、ヘリコプターは、1回20万円(新木場・ホテル・ヘリテイジ間、距離に応じて変動)から利用できる。

写真を拡大ホテル・ヘリテイジ

ホテル・ヘリテイジは、都心から90分という好アクセスにあり、温泉・プールに加え研修会議室も充実し、多くの企業に利用されている。バス、ヘリコプターなど公共機関に頼らない移動手段を保有しているほか、水や電気、燃料の確保など災害時の受け入れ体制に力を入れている。

【問合わせ先】
株式会社ワンビシアーカイブズ経営企画部
TEL:03-5425-5400