コストを抑えつつ、庭先に置いて目を引くようなデザインに仕上げた

各種溶接板金加工などを手がける直エンジニアリングは、コストを抑え、庭先に置いて普段使いができるように工夫を凝らした一般家庭普及型防災核シェルター「CRISIS-01」を販売する。放射性物質や核以外の生物・化学兵器、火山性ガス・火山灰などによる環境汚染から身を守ることを想定した商品。

同シェルターの本体寸法は、幅4000×奥行き2000×高さ2000ミリメートル。約3畳分の広さで、収容人数は2〜5人。10日間程度の避難を想定する。庭先に車1台分のスペースがあれば設置でき、3トントラックへの積み込みも可能。有事の一時避難施設としての使用だけでなく、平時には、子ども部屋や書斎、趣味の部屋など自由に活用できる。シェルター事業に実績のある株式会社シェルターの西本誠一郎社長の全面協力で製作したもので、フィルターを除く製品全体を自社工場で一貫生産する。

鋼鉄製の外壁には鉛の板を組み込んだほか、本体後方にステップを設け、屋根の雪下ろしやソーラーパネル設置ができるようにした。室内には、放射性物質などを防ぐ特殊空気濾過フィルター、密閉型の換気扇2台、冷暖房エアコン、LED照明などを標準装備した。

室内寸法は、幅3300奥行1850高1830ミリメートル。テレワークスペースや趣味の部屋などとして普段使いもできる

同シェルターが装備するイスラエル製国際基準の特殊空気濾過フィルターは、放射性物質、VXガス(生物化学兵器)、火山灰、ウィルスなど有害物質を99.95%除去して新鮮な空気を室内に取り込める。停電時には手動で運転できるほか、オプションのポータブルバッテリーでも稼働する。

「CRISIS-01」の販売価格は570万円~。フィルターのみや筐体のみでの販売にも対応する。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部