2020/12/02
2020年12月号 SDGsとBCP
11月の危機管理・防災ニューストピック
危機管理・BCP担当者がおさえておきたい最近の主なニュースをピックアップ。自社の取り組みのおさらい、振り返りに活用できます。今回は新型コロナウイルスに関連した世界のニュースをまとめました。
https://www.risktaisaku.com/feature/bcp-lreaders
パンデミック(世界的感染爆発)は収まる気配を見せず、欧米を中心に感染拡大が続いています。ロックダウンを再開する国も増えてきました。米・仏などは年内にもワクチン接種を開始するとしていますが、経済の長期的停滞、格差の拡大、政府への反発、治安の悪化など、医療以外のリスク要因も尽きません。
【11月5日】
・英・新型感染深刻化でイングランド全土封鎖1カ月間
【11月6日】
・ハワイ・渡航の隔離免除、航空大手「利用回復へ期待と不安」
【11月11日】
・露・新型コロナワクチン「92%の有効性」と発表
【11月14日】
・米・コロナの感染加速で次期政権までに死者31万人 ロイター
【11月17日】
・露・コロナワクチンで連携強調 BRICS首脳会議
・「極度の飢餓がコロナ前より8割増」ノーベル賞のWFP日本事務所代表
【11月19日】
・独・反コロナ対策デモ激化
【11月20日】
・WHOが「レムデシビル不使用」を勧告、コロナ患者に効果実証されず
WHOは日米などで新型コロナの治療薬として承認されている抗ウイルス薬「レムデシビル」を、新型コロナ患者には使用しないよう勧告。改善効果実証されていない、と。
【11月21日】
・ブラジル・新型コロナ累計感染者600万人に
【11月24日】
・仏・年内にワクチン接種開始、外出制限は段階的緩和
・米・来月半ばにワクチン接種開始、まず640万回分配布
【11月25日】
・独・コロナ死者1日で400人、封鎖延長へ
【11月26日】
・新型コロナの感染者6000万人超、規制強化も依然深刻
米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、新型コロナウイルスの世界の累計感染者が6000万人を超えた。9日に5000万人に達してから約2週間で1000万人の増加。欧米で感染の再拡大が進み、各国は外出制限や飲食店閉鎖などを強化している。死者は142万人超。
感染者数、死者数ともに世界最多の米国では、累計感染者が1270万人超、死者は約26万人に上っている。世界の新規感染者の4割強を占める欧州では、フランスの累計感染者が222万人に達した。スペインは同160万人、英国は同156万人、イタリアは同148万人を超えた。
2020年12月号 SDGsとBCPの他の記事
- 多様なリスクへの備えをSDGsの指標でチェック
- 水害リスクの高い土地 事業再開焦らずビジョン再考
- 11月の危機管理・防災ニューストピック【新型コロナ世界の動き】再びロックダウンも
- 理念経営が危機管理を根付かせる
おすすめ記事
-
DXを加速するには正しいブレーキが必要だ
2月1日~3月18日は「サイバーセキュリティ月間」。ここでは、企業に押し寄せているデジタルトランスフォーメーション(DX)の波から、セキュリティーのトレンドを考えます。DX 時代のセキュリティーには何が求められるのか、組織はどう対応していくべきか。マクニカ ネットワークスカンパニー バイスプレジデントの星野喬氏に聞きました。
2025/03/09
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/03/05
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/03/04
-
-
-
トヨタが変えた避難所の物資物流ラストワンマイルはこうして解消した!
能登半島地震では、発災直後から国のプッシュ型による物資支援が開始された。しかし、物資が届いても、その仕分け作業や避難所への発送作業で混乱が生じ、被災者に物資が届くまで時間を要した自治体もある。いわゆる「ラストワンマイル問題」である。こうした中、最大震度7を記録した志賀町では、トヨタ自動車の支援により、避難所への物資支援体制が一気に改善された。トヨタ自動車から現場に投入された人材はわずか5人。日頃から工場などで行っている生産活動の効率化の仕組みを取り入れたことで、物資で溢れかえっていた配送拠点が一変した。
2025/02/22
-
-
現場対応を起点に従業員の自主性促すBCP
神戸から京都まで、2府1県で主要都市を結ぶ路線バスを運行する阪急バス。阪神・淡路大震災では、兵庫県芦屋市にある芦屋浜営業所で液状化が発生し、建物や車両も被害を受けた。路面状況が悪化している中、迂回しながら神戸市と西宮市を結ぶ路線を6日後の23日から再開。鉄道網が寸断し、地上輸送を担える交通機関はバスだけだった。それから30年を経て、運転手が自立した対応ができるように努めている。
2025/02/20
-
能登半島地震の対応を振り返る~機能したことは何か、課題はどこにあったのか?~
地震で崩落した山の斜面(2024年1月 穴水町)能登半島地震の発生から1年、被災した自治体では、一連の災害対応の検証作業が始まっている。石川県で災害対応の中核を担った飯田重則危機管理監に、改めて発災当初の判断や組織運営の実態を振り返ってもらった。
2025/02/20
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方