居場所の可視化や外出通知などで高齢者の見守りを行う(提供:ジョージ・アンド・ショーン)

ジョージ・アンド・ショーン合同会社(以下G&S)は21日、NTT西日本の協力のもと、高齢者向け集合住宅に提供する見守りシステム「施設360°(シセツサンロクマル)」を開発したと発表した。G&Sの小型タグ「biblle(ビブル)」とNTT西日本のテレビに接続する情報機器「光BOX+」を活用。6月から名古屋市のサービス付き高齢者住宅で実証実験を開始しているという。

「biblle」はG&Sのキーホルダー型の小型タグで、位置情報などの機能がある。「光BOX+」
のアプリとタグを使い、施設内での入居者の居場所や滞在時間などの状況をリアルタイムで施設職員や家族が知る可視化機能のほか、入居者が外出した際の通知機能もある。さらにタグを持つ高齢者がタグのボタンを押すと、システムの画面に緊急信号を表示。ボタンを押した場所も確認できる。

6月から「施設360°」の実証実験を名古屋市のサービス付き高齢者向け住宅「ロイヤルレジデンス千種」で実施。約70台の光BOX+を設置し、入居者とスタッフ計30人がタグを利用。将来は入居者の居場所や通常の行動を間接的に把握し、施設内でけがや病気で移動できないといった異常を検知するといった、将来的な機能実装を視野に入れている。

■ニュースリリースはこちら
http://george-shaun.com/press/2017/08/21/403/

(了)

ご担当者様へ:
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp

リスク対策.com:斯波 祐介