モスクなど宗教施設も注意が必要(出典:写真AC)

外務省は22日、イスラム教のラマダン(断食月)とイード(ラマダン明けの祭り)に当たる27日から6月27日にかけてテロに関する注意喚起を行った。特に観光施設やモスクといった人が多いターゲットとなりやすい場所と金曜日の注意を呼びかけている。

2016年の日本人も巻き込まれたバングラデシュ・ダッカでのレストラン襲撃やトルコ・イスタンブールでのアタテュルク国際空港襲撃、米国・オーランド市内クラブ銃乱射といった事件もラマダンに起こっている。

外務省では観光施設やその周辺道路、イベント会場、ナイトクラブや映画館といった娯楽施設、レストラン、ホテル、ショッピングモール、スーパーマーケット、モスクや教会といった宗教関連施設、公共交通機関、軍・警察など政府関連施設をテロの標的になりやすい場所と指摘。周辺に注意を払い、不審な人物がいたりおかしいと思ったらすぐに立ち去る、できるだけ滞在時間を短くするといった注意を呼びかけている。

また金曜日はイスラム教徒が集団礼拝を行う日で、外務省はモスクなど宗教関連施設でのテロに特に注意が必要だとしている。今年のラマダン月の金曜日は6月2日、9日、16日、23日。

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http://www.anzen.mofa.go.jp/info/pcwideareaspecificinfo_2017C107.html

(了)