国土交通省は18日、埼玉県八潮市の道路陥没事故を受けた下水道管の重点調査について、1年以内に着手し完了するよう全国の自治体などに要請した。対象は、設置後30年以上が経過している直径2メートル以上の管で、計約5000キロ。うち、事故現場と似た構造など優先順位の高い約1000キロは、夏ごろまでに完了するよう求めた。
 中野洋昌国交相は同日の閣議後記者会見で「陥没を未然に防ぎ国民が安心できるよう、速やかな調査を求める」と述べた。 
〔写真説明〕埼玉県八潮市の県道交差点で道路が陥没した現場=2月5日(草加八潮消防局提供)

(ニュース提供元:時事通信社)