【パリ時事】フランス東部ミュルーズで22日、ナイフを持った男が通行人らに襲い掛かり、ポルトガル人男性(69)が死亡、警官ら数人が重軽傷を負った。男は取り押さえられ、捜査当局が殺人などの疑いで取り調べを始めた。
 仏主要メディアが伝えた。マクロン大統領は「イスラム過激派によるテロ」と断定し、「国民全体の団結」を訴えた。
 容疑者はアルジェリア出身の男(37)。当局の監視対象で、国外退去命令も出ていた。犯行時、アラビア語で「アラー・アクバル(神は偉大なり)」と叫んでいた。 
〔写真説明〕22日、フランス東部ミュルーズのナイフ襲撃現場を調べる警察官(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)