【ワシントン時事】世界銀行とアジア開発銀行(ADB)は20日、両行が協調融資を行う公共部門関連の事業で、協力を深化させると発表した。手続きなどを簡素化し、より迅速で効果的な融資供与を目指す。
 国際開発金融機関(MDBs)の改革は、南アフリカのケープタウンで来週開催される20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議での重要議題の一つ。
 発表によると、協調融資の借り手は、世銀かADBのどちらか一つの方針や手続きに従えばよいことになる。融資までの時間短縮やコスト軽減が期待できる。
 まずは4年間、一部の公共部門関連事業で適用される。世銀は「MDBs間の協力深化のモデルになる」と強調した。 

(ニュース提供元:時事通信社)