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昆正和のBCP研究室
第27回:必要な人員の確保をはばむ要因と対策その2
BCPに規定していても、想定外の人員不足に悩まされるのが災害対応の現実だ。これに備えた代替要員の確保も、事前対応プランの一つにほかならない。人員不足にはパターンがあるが、とくに問題となるのは実際に現場の最前線で活動にあたる従業員の欠員。この実働・支援部隊をいかに現実的な線で確保するかは、スタッフ一人ひとりの顔と力量が見える配備体制をいかに実現するかにかかっている。
2020/04/02
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昆正和のBCP研究室
第26回:必要な人員の確保をはばむ要因と対策その1
「BCPはプラン通りには機能しない」。そう考える担当者が多い理由の一つが「実際の現場で必要な人員を確保できない」という問題が起こるためだ。なぜ、そうした問題が起こるのか。非常事態だからと割り切ることもできるが、その原因を知っているかいないかで対策のリアリティーは変わる。人員の招集がスムーズに進まない原因と解決のヒントを考えてみたい。
2020/03/19
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建物の揺れ幅や傾き解析しメール通知
三井住友建設と免制震ディバイスは10日、建物構造安全性情報提供サービス「ビルディングレコーダー」を開発し、事業としての展開を開始したと発表した。常時撮影するため、地震の揺れが収まった状況ではわからない最大変位(建物の最大振れ幅)と被災後の建物の傾きを把握することができる。クラウドサーバー上での解析とメールでの通知を行うため、建物管理者は被災建物の内部に立ち入ることなく迅速に安全性を確認することができ、円滑な初動対応を支援する。
2018/04/16
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感染症対策ツールをワンパッケージで
船山株式会社(本社:新潟県長岡市)は1日、災害が起きた際に避難所で発生する感染症などの拡大、症状の重篤化を防止する災害備蓄品「防災衛生パーソナルキット」を販売開始する。避難所での初動対応のため配布の利便性を考慮し、基礎的なツールをワンパッケージ化した。経口補水液パウダータイプ2袋、マスク3枚、歯ブラシ1本、マニュアルが入っていて、5年間の備蓄ができる。1カートン50個入りで3万5000円(税抜き)。
2018/02/01