アウトドア防災ガイド あんどうりすの『防災・減災りす便り』
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プレッシャーになった支援も過去に
防災・減災を普及したい方々は、愛に満ちている方が多いと思うのです。だから、困っている人をみたら助けたくなりますよね。素敵で尊いことだと常々思っています。他方、その愛をぐっと抑えなければならない場面があったことについても事前に考えておいてほしいと思うこのごろです。どういう意味でしょうか?
2019/02/22
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赤ちゃんの命を守る乳幼児栄養の国際基準
液体ミルクの国内での生産が決定して販売を待ち遠しく思っている防災関係の方も多いのではないでしょうか?お湯を沸かす必要がなく常温で保存できる液体ミルクは災害時、ミルクで育てられている赤ちゃんに役立つことは間違いないですよね。導入に取り組まれたママたち、少子化だというのに、製造に踏み切った企業の方々、そして、赤ちゃんのためを考えた議員の方々、また防災関係の皆様に心より感謝申し上げます。
2019/02/08
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災害時のミルク一律配布は国際基準違反?
今回は、災害時の乳幼児の国際基準について、みなさまと情報を共有したいと思っています。最初に質問です。次のうち、国際基準に反する可能性のある行為はどれだと思いますか?
2019/02/01
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自宅を防災仕様にすれば、お肌ぷるぷる!?
今回は2019年初めての記事になります。みなさま本年もよろしくお願いいたします。さっそくですが、タイトル、いかがでしょう?あおりすぎ?(笑)
2019/01/18
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命を守る家具転倒防止金具、ネジ穴原状回復免除!
今年も残すところあとわずかとなりましたね。本年度、最後の話題として、みなさまにGOODニュースをお届けできることになりました! 先日、昭島市が港区に続いて、公営物件などで家具の転倒防止を実施するのであれば、賃借人の原状回復義務を免除することにした話を書きました。
2018/12/27
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お気に入りのダウンジャケットをもっと暖かく。
全国で急に寒くなったという声が増えています。 寒くなるとお約束のようにダウンの着る方が増えますが、まだまだ雨や雪、風の強い日に着ている人も多いですよね。以前も書いたのですが、それは逆効果です。
2018/12/14
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災害時の最新トイレ事情。国土交通省の動画とマンガは必見!
あと少しで12月。1年は早いですね!振り返れば、今年は災害の多い年でした。被災して、命が守られたその後に最初に困るのは何でしょう?連載を読んでくださっている方は即答できますよね。命が守られたら、次はトイレです。今回は災害時のトイレの最新情報をお伝えします。
2018/11/30
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その避難所は「当事者の意見」が反映されていますか?
災害に遭われた方が、避難所でも尊厳ある生活を確保するための国際基準「スフィア基準」。この基準が実際に避難所でどう生かされているのか。先週につづき国内外の反映例の報告です!
2018/11/22
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スフィア基準は実際に避難所でどう生かされているの?
先週のスフィア基準の記事、いかがでしたか?スフィア基準の奥深さを感じていただけましたでしょうか? ■トイレの数より大事なこと。スフィア基準の基本、ご存知ですか? 「避難所の質の向上」を目指す国際基準 http://www.risktaisaku.com/articles/-/12466 引き続き今週は、国内や海外での反映の例についての報告です!登壇されたのは、神奈川県立保健福祉大学の教授でもあり産婦人科医でもある吉田穂波先生です。
2018/11/16
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トイレの数より大事なこと。スフィア基準の基本、ご存知ですか?
本日は、「スフィア基準のきほんのき」についてお伝えします。タイムリーなことに、本稿を書いています2018年11月6日にスフィア2018版が出版されました!これについては、今や防災界で名前を知らない人はいないといえるほどではないかと思いますが、みなさんはご存知ですか?
2018/11/09
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昭島市に学ぶ。2週間であなたの街の防災力を格段にあげる方法
空が青く遠くまで広がっていく秋晴れが続いていて嬉しい日々ですが、みなさまはいかがお過ごしでしょうか? 今回のタイトル、なんだか、ダイエットの成功事例のCMみたいですよね!でも、防災力アップが2週間でできたのは本当なのです。みなさんの地域にもおすすめしたいので、東京都昭島市の成功事例を聞いてください。
2018/10/26
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台風や豪雨で2週間水没。東京でも大水害は必ず起こる
先日、連続して水害からの避難のワークショップを実施しました。これだけ、台風や水害が各地で起こっている昨今です。水害について対策をとらないなんてありえない、そんな想いがじわじわ広がっているのを感じます。 でも、その反面、「隣の街は被害にあったけど、やっぱりうちは大丈夫だった!」「山に守られている!」「東京は台風に強い」と、対策ではない安全信仰を深めている人が地域で逆に増えたなんていうお話も伝わってきます。みなさんのまわりの方はどちらのタイプでしょうか?
2018/10/12
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一部損壊だと支援なし?「り災証明一本主義」の弊害と「災害ケースマネジメント」を考える
今回は災害ケースマネジメントのお話です。災害ケースマネジメントという言葉を聞かれたことはありますか? 以下の話の内容は、岡山で一緒に講演させていただいた時に弁護士の津久井進先生からお聞きした内容が元になっていますので、スライドも随時使用させていただいています。
2018/09/28
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災害後に「赤紙」が貼られても住めない家の判定ではありません!
これが、貼られると絶望的な気持ちになる方も多いのです。赤くてインパクト強いですからね。 そのため、被災後の報道でも、「もう住めない」とか「年を考えると建て替えは無理」と赤紙を見ながら被災者が涙するシーンが報道されたりしているのですが、でも、これは間違いなんです!!!
2018/09/14
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なぜこうなってしまったんだろう?残念な県公式防災PR動画について考えてみる
災害時、行政職員の方が責められてしまうのは、辛いなあと常々おもっています。自らも被災しているのに、通常業務に加えて災害時の業務もこなさなければならないなんて大変だと私は思うので。
2018/09/07
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クーラーが寒い時はカーディガンではダメ!
まだまだ酷暑が続いていると思ったら、急な雷雨でぐっと気温がさがったり、そうかと思うと湿度が高くて暑く感じたりと体温調整に気をつかう時期ですが、みなさまお体お健やかにおすごしでしょうか?
2018/08/31
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自分にあった傘選び
台風20号の被害を気にしながらこの記事を書いています。どうか被害のありませんように。早めに避難していただけますように。今回の台風は風の強い台風です。風速40m/hだけでなく最大瞬間風速は60m/h。トラックが倒れるくらいの風の強さですと報道されるものがありました。
2018/08/24
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大人がいても絶えない水難事故!もうやめませんか?「こどもだけで川に行かない」という教え
いつもは夏の水遊びシーズン前にライフジャケットの記事を書く事にしているのですが、今年は出遅れてしまいました。やはり例年どおり、水辺の事故で命が失われていることが残念でなりません。例年、水難事故数は横ばいの現象が続いています。
2018/08/17
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大雨情報で早期避難ってほんとにできる?早期避難のためのアイデア12選(後編)
アイデア6 基本の基本の防災情報は、もちろんおさえる いまさら言うまでもない雨雲レーダーアプリ。もう当然、何か入れていますよね? それから、気象庁が6月20日に15時間先までの雨量の予報を出すようになりました。これはアプリではないですが、ホーム画面に登録しておくと、スマホでも読みやすくなります。朝みれば夜の予報までわかります。
2018/07/27
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大雨情報で早期避難ってほんとにできる?早期避難のためのアイデア12選(前編)
(出典:雲研究者.気象庁気象研究所研究官の荒木健太郎さん『雲を愛する技術』(光文社新書))平成30年7月豪雨では、多数の場所で多数の方が命を落とされました。ご冥福をお祈りいたしますという言葉が軽く感じられるほどの大災害で、言葉を失います。ご遺族の方はどれほど辛い思いをされていることでしょう。
2018/07/20
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救出まで数日も!?地震でエレベーターに閉じ込められたら。マンガや映画のアレはできないので、コレをして!
大阪北部地震では、エレベーターの閉じ込めが339件(国土交通省 調査6月20日時点)発生しています。そのうち大阪交野市では小・中学生が45分間閉じ込められています。45分間、不安だったことでしょう。 そして、この339件は東日本大震災の210件を上回っています。都市部はエレベーターの数が多いこともありますが、今回は多くが旧システムのもので閉じ込めが発生したと分析されています。どういうことでしょうか?
2018/06/29
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ブロック塀、古い方が無法状態の現実。根本解決は?気になる防犯は?
大阪北部地震ではブロック塀の倒壊によって、小学4年生の三宅璃奈さん(9)と、杖をつきながらも小学校の登校の見守りをしてくださっていた安井実さん(80)の大切な命が奪われてしまいました。 ブロック塀の倒壊は人災です。リスク対策の過去記事では、
2018/06/22
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今後の学校防災を考えるため、大川小津波訴訟判決をじっくり読んでみる (地裁判決編)
大川小学校津波訴訟の控訴審判決(仙台高裁判決)が今年4月26日に出されました。判決について、宮城県と石巻市は上告を決定しています。 判決に対し、どのような立場をとる方であっても、この大川小学校で74名の児童が死亡あるいは行方不明になり、教員が10名も命を失った無念さと心苦しさは共有できるし、すべきものという認識は共通なのではないでしょうか?
2018/06/15
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イタリアの避難所ですぐ届くもの3つって何でしょう?アルファ米とかお弁当とかじゃないですよ!なんと!?
「希望がもてる」「普通に素敵!」「心地よい暮らしそのものを追求した仮設住宅というのは、本質的な問題なのに今まであまり聞いたことがなかったかも!」などの感想をいただきました。 今週は後編として、認定NPO法人「まち・コミュニケーション」代表理事/神戸学院大学非常勤講師(災害復興研究)の宮定章氏にいただいたお写真を中心に、イタリアの避難所についてのご紹介です。
2018/05/25
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これが仮設住宅?!普通に住みたくなるレベル!(前編)
本日の記事は、防災に全く興味がない人に見ていただきたいのです。だって、この写真見てください!!これ!これ!どこのモデルルーム?って思いませんか?たっぷり収納しやすそうな台所。うちのより素敵なのでは?と思ってしまいます!でも、これ仮設住宅なのです。場所は、イタリア。イタリアで起こった地震とその後の動きについては次週紹介することにして、まずは、ひき続き洗練された仮設住宅をお楽しみください。台所を別の角度で見て見ましょう。
2018/05/18