アゼルバイジャンのアリエフ大統領は同国の旅客機墜落について、地上からの対空砲火で機体が損傷を受けたという初期の証拠があるにもかかわらず、ロシア側が「問題をもみ消そうとした」と不信感を示した。29日の国営テレビのインタビューで述べた。
 アゼルバイジャン側が「ロシア軍の防空システム誤射」を訴える一方、ロシア側が機体部品の爆発などの説を一部で唱えたことが背景にある。アリエフ氏は、空港周辺がウクライナのドローン攻撃にさらされる中での撃墜は故意ではないとし、飛行記録を収めたブラックボックスの解析を待つ考えを示した。 

(ニュース提供元:時事通信社)