【パリ時事】イタリア情報保護当局は20日、対話型AI(人工知能)「チャットGPT」で個人情報を不当に収集したとして、開発した米新興企業オープンAIに制裁金1500万ユーロ(約24億円)を科したと発表した。同社の「協力的な姿勢」を踏まえて算出した額という。調査はこれで終結した。
 当局は昨年3月、オープンAIがチャットGPTの利用者に無断で対話内容などを収集し、個人情報保護法に違反した疑いがあると指摘。使用を一時禁止し、調査に乗り出した。その後、同社が利用者の同意に基づく情報処理を約束。禁止は同4月に解除された。 

(ニュース提供元:時事通信社)