2024/12/16
防災・危機管理ニュース
日本生産性本部が16日発表した経済協力開発機構(OECD)のデータに基づく国際調査によると、2023年の日本の就業1時間当たりの労働生産性は5379円(56.8ドル)で、OECD加盟38カ国中29位だった。過去最低だった前年(31位)から順位を二つ上げた。
生産性本部によると、新型コロナウイルス禍からの経済正常化に伴い日本の経済成長率が上向いた一方、欧州の景気が減速したこともあり、順位低下に歯止めがかかったという。
ただ、先進7カ国(G7)では最下位で、ポーランド(57.5ドル)やエストニア(56.5ドル)と同水準だった。生産性本部では「価格の問題は生産性と密接に関係がある」と指摘。日本では優れた品質の製品やサービスが評価されず安い値段だったことも生産性が上昇してこなかった一因との見方を示した。
円換算値は、各国間のモノやサービスの値段の比較に基づいて算定する購買力平価レートを用いて1ドル=94.68円としている。
〔写真説明〕通勤の会社員ら(資料)
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/12/10
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/12/05
-
-
パリ2024のテロ対策期間中の計画を阻止した点では成功
2024年最大のイベントだったパリオリンピック。ロシアのウクライナ侵略や激化する中東情勢など、世界的に不安定な時期での開催だった。パリ大会のテロ対策は成功だったのか、危機管理が専門で日本大学危機管理学部教授である福田充氏とともにパリオリンピックを振り返った。
2024/11/29
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方