ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長は3日、東京都内で講演した。生成AI(人工知能)を手掛ける米オープンAIの最新基盤モデル「オープンAI o1(オーワン)」に関し、「(AIは)速さではなく、深さを自慢するステージに来た」と語り、企業や社会の課題解決に生成AIがより活用できるとの見通しを示した。
 オープンAIは2日、投資家から新たに資金を調達したと発表。米メディアによると、SBGも出資に応じたとみられるが、これに関する言及はなかった。
 「o1」は、現行モデルより複雑な質問への理解力を高め、物理や化学の分野では、博士課程の学生並みの回答能力を持つとされる。孫氏は「知能のゴールドラッシュが来た」と指摘した。 
〔写真説明〕講演するソフトバンクグループの孫正義会長兼社長=3日午前、東京都港区

(ニュース提供元:時事通信社)