台風17号は29日午後、小笠原諸島近海を北上し、30日午前に同諸島に最接近する見通しとなった。気象庁は大雨や強風、高波に注意するよう呼び掛けた。17号は10月1日午後に関東の南東海上を経て、北東へ遠ざかる見込み。
 一方、フィリピン北部の東海上にある強い台風18号は同月2日から3日にかけ、台湾や沖縄県・先島諸島に接近する恐れがある。強風や高波に注意が必要という。
 17号は29日午後3時、小笠原諸島近海を時速20キロで北北西へ進んだ。中心気圧は1000ヘクトパスカル、最大風速20メートル。北東側390キロ以内と南西側220キロ以内が風速15メートル以上の強風域。
 18号はフィリピン東方海上を時速15キロで北北西へ進んだ。中心気圧は975ヘクトパスカル、最大風速35メートル。半径110キロ以内が風速25メートル以上の暴風域、半径440キロ以内が強風域。 
〔写真説明〕気象庁

(ニュース提供元:時事通信社)