海上自衛隊の潜水艦修理に絡む接待疑惑を受け、防衛省が他に同様の事案がないか防衛関連企業に依頼した内部調査について、今月20日の回答期限後も対象100社のうち3社が報告していないことが分かった。木原稔防衛相が24日の記者会見で明らかにし、「社内手続きで時間を要していると聞いている」と説明した。
 調査は8月8日に依頼。各社のコンプライアンス部門に架空取引や隊員供応の有無を調べるよう求めた。木原氏は回答内容について「事実関係の確認を含め精査していく。なるべく早期に公表できるものは公表したい」と述べるにとどめた。 
〔写真説明〕防衛省=東京都新宿区

(ニュース提供元:時事通信社)