プラスチックごみによる汚染を規制する新たな条約を巡り、政府間交渉委員会の議長が11~12月に韓国で開催される会合で、具体的な数値目標などの設定を見送る方針を各国に示したことが17日、分かった。会合では、大枠の合意を目指すという。
 これまでの議論では、プラスチックの生産制限などで各国の隔たりが大きく、交渉は難航している。議論する項目を絞ることで合意形成を促す狙いとみられる。韓国での会合では大枠の決定にとどめ、その後、規制の対象や年限などを具体化させる見通しだ。 
〔写真説明〕インドネシアの海岸に打ち上げられたプラスチックごみ=3月15日(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)