JR東海の丹羽俊介社長は4日の定例記者会見で、岐阜県瑞浪市のリニア中央新幹線「日吉トンネル」掘削工事の現場周辺で、地盤沈下が確認された問題について「掘削による地下水位低下の影響も否定はできない」と述べた。その上で、周辺家屋への影響を調査する考えを示した。
 同社によると、水位低下が起きた地域で5月末以降、最大2.7センチの地盤沈下が観測された。丹羽社長は「住居が集中している地域では、現時点で地表面に有意な変化は確認されていない」と説明した。 
〔写真説明〕記者会見するJR東海の丹羽俊介社長=4日午後、名古屋市

(ニュース提供元:時事通信社)