2024/09/04
防災・危機管理ニュース
農林水産省は4日、コメ取引に関する定期的な意見交換会を開いた。2024年産米の生育状況や、足元の在庫、販売の見通しなどについて情報を共有。店頭でのコメの品薄が続く中、円滑な流通確保につなげる。
意見交換会には、生産者や農協関係者、卸売業者や食品メーカー幹部らが参加。農水省は、全体として需給は逼迫(ひっぱく)していないことを説明した。
コメの値上がりについては、生産者側から「経費などが上昇しているので値上げしないといけない。適正な価格により近くなっている」といった声が上がった。卸売業者からは「このまま高値で推移すると消費の減退に結び付く」といった意見も出た。
コメの民間在庫量は今年6月末時点で156万トンと、比較可能な1999年以降で過去最低だった。8月には、南海トラフ地震の臨時情報などを受けてコメの買いだめも広がり、地域や店舗によって入手困難な状況となった。
〔写真説明〕品薄感が出ているコメの取引状況に関する意見交換会=4日午前、農林水産省
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方