2024/06/26
防災・危機管理ニュース
【ロンドン時事】ケニアの首都ナイロビで25日、若者主導のデモ隊と治安部隊が衝突し、少なくとも5人が死亡した。デモは増税法案に反対するもので、一部参加者は封鎖を突破して議会敷地内に突入、議員らが避難する事態となった。
AFP通信などによると、デモは2週間前からおおかた平和的に行われていたが、25日、一部が警官隊に投石するなど暴徒化し混乱が拡大。軍も動員されて鎮圧に当たった。地元団体によると、デモ隊に対し催涙ガスのほか実弾も使われ、撃たれた5人が死亡、負傷者も多数出た。
ルト大統領は記者会見で「デモが危険な人々にハイジャックされた」と述べ、「暴力と無秩序」をもたらす行動を厳しく取り締まる考えを強調。国連や米国は事態を懸念し、当局に自制を促した。
〔写真説明〕25日、ナイロビで、反増税デモのさなかに炎上するケニア議会の建物(EPA時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
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