2024/06/04
防災・危機管理ニュース
【ニューデリー時事】5年間の任期満了に伴うインド下院の総選挙の開票が4日、始まる。大勢は同日夜にも判明する見通し。地元メディアが伝えた複数の出口調査では、小選挙区543議席のうち、モディ首相率いるインド人民党(BJP)を中心とする与党連合が過半数を確保する勢い。
前回2019年はBJP単独で過半数の303議席を獲得。与党連合が約3分の2を占めた。議席を積み増すことができるかが今回の選挙の焦点だ。
3期目を狙うモディ氏は、「政権の再任に向け人々が記録的票を投じてくれた」とX(旧ツイッター)に投稿し、勝利に自信を示した。国民会議派を軸とする野党連合は、出口調査は「まやかしだ」などと反発している。
選挙管理委員会によれば、投票者数は過去最多の約6億4200万人。投票率は前回の約67%をわずかに下回るとみられている。投票は4月から地域ごとに7回に分けて実施された。
選挙戦でモディ氏は、インドを世界5位の経済大国に導いた実績を強調。多数派のヒンズー教徒の支持固めにも力を注いだ。これに対し会議派のラフル・ガンジー元総裁は、少数の財閥企業を優遇してきたとモディ氏を批判し、農家や下層カーストの人々のための公約をアピールした。(了)
(ニュース提供元:時事通信社 )
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/01/07
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/01/05
-
-
-
-
-
能登の二重被災が語る日本の災害脆弱性
2024 年、能登半島は二つの大きな災害に見舞われました。この多重被災から見えてくる脆弱性は、国全体の問題が能登という地域で集約的に顕在化したもの。能登の姿は明日の日本の姿にほかなりません。近い将来必ず起きる大規模災害への教訓として、能登で何が起きたのかを、金沢大学准教授の青木賢人氏に聞きました。
2024/12/22
-
製品供給は継続もたった1つの部品が再開を左右危機に備えたリソースの見直し
2022年3月、素材メーカーのADEKAの福島・相馬工場が震度6強の福島県沖地震で製品の生産が停止した。2009年からBCMに取り組んできた同工場にとって、東日本大震災以来の被害。復旧までの期間を左右したのは、たった1つの部品だ。BCPによる備えで製品の供給は滞りなく続けられたが、新たな課題も明らかになった。
2024/12/20
-
企業には社会的不正を発生させる素地がある
2024年も残すところわずか10日。産業界に最大の衝撃を与えたのはトヨタの認証不正だろう。グループ会社のダイハツや日野自動車での不正発覚に続き、後を追うかたちとなった。明治大学商学部専任講師の會澤綾子氏によれば企業不正には3つの特徴があり、その一つである社会的不正が注目されているという。會澤氏に、なぜ企業不正は止まないのかを聞いた。
2024/12/20
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方