運転開始から40年以上経過した関西電力美浜原発3号機(福井県美浜町)は安全対策が不十分だとして、福井、滋賀、京都3府県の住民が運転差し止めを求めた仮処分の即時抗告審で、大阪高裁(長谷川浩二裁判長)は15日に決定を出すことを決めた。地裁が11日までに住民側に通知した。
 美浜3号機は1976年に運転を開始した「40年超原発」。住民側は、敷地の近くに複数の活断層があるのに、十分な余裕を考慮した安全設計がされておらず、危険性が高いと訴えている。 

(ニュース提供元:時事通信社)