2024/02/28
防災・危機管理ニュース
【カイロ時事】イスラム組織ハマスの幹部は27日、レバノンのメディアに対し、パレスチナ自治区ガザで続くイスラエルとの戦闘の停止に向けた交渉について「攻撃の完全な停止につながらない譲歩には興味がない」と強調した。一時的な戦闘休止ではなく、無期限の停戦を求める従来の立場を繰り返した形だ。
交渉の仲介各国は、イスラエルの同意を得て取りまとめた40日間の戦闘休止案をハマス側に伝える方針とされるが、ハマスの報道担当者は27日、米紙ニューヨーク・タイムズに「いかなる新たな提案も受け取っていない」と語った。
バイデン米大統領は26日、戦闘休止の合意が「近づいている」として、3月4日までの妥結を「望む」と述べた。しかしイスラエル当局者は、ハマスは態度を軟化させていないと指摘。イスラエルも、合意の期限切れ後にガザ最南部ラファに侵攻する構えを崩していない。イスラエル情報筋は米ABCニュースに、バイデン氏の発言にネタニヤフ首相は「驚いていた」と語った。
〔写真説明〕27日、イスラエルの商都テルアビブで、パレスチナ自治区ガザでの即時停戦と人質の解放を求めるデモの参加者ら(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/01/07
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/01/05
-
-
-
-
-
能登の二重被災が語る日本の災害脆弱性
2024 年、能登半島は二つの大きな災害に見舞われました。この多重被災から見えてくる脆弱性は、国全体の問題が能登という地域で集約的に顕在化したもの。能登の姿は明日の日本の姿にほかなりません。近い将来必ず起きる大規模災害への教訓として、能登で何が起きたのかを、金沢大学准教授の青木賢人氏に聞きました。
2024/12/22
-
製品供給は継続もたった1つの部品が再開を左右危機に備えたリソースの見直し
2022年3月、素材メーカーのADEKAの福島・相馬工場が震度6強の福島県沖地震で製品の生産が停止した。2009年からBCMに取り組んできた同工場にとって、東日本大震災以来の被害。復旧までの期間を左右したのは、たった1つの部品だ。BCPによる備えで製品の供給は滞りなく続けられたが、新たな課題も明らかになった。
2024/12/20
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方