2024/02/19
防災・危機管理ニュース
【バンコク時事】ミャンマーのメディアによると、中部の第2の都市マンダレーで19日、旅券(パスポート)事務所に市民が殺到し、2人が死亡する事故が起きた。クーデターで実権を握る国軍が徴兵制実施を発表して以降、国外への「脱出」を希望する若者らが増えている。
事故は午前2時ごろ発生。旅券申請や書類入手のために数千人が前日の夜中から事務所前に集まり、列の中で押し合いが生じて52歳と39歳の女性2人が窒息死した。マンダレーでの申請は1日200件に制限されていた。
国軍は10日、18歳以上の若者を対象に徴兵制を実施すると発表。地元メディアは4月から開始されると報じた。発表を受け、隣国タイへのビザ(査証)を求める人も急増。最大都市ヤンゴンのタイ大使館は16日、ビザの申請受け付けを21日までは1日400人に制限すると表明した。
(ニュース提供元:時事通信社)
- keyword
- ミャンマー
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/01/07
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/01/05
-
-
-
-
-
能登の二重被災が語る日本の災害脆弱性
2024 年、能登半島は二つの大きな災害に見舞われました。この多重被災から見えてくる脆弱性は、国全体の問題が能登という地域で集約的に顕在化したもの。能登の姿は明日の日本の姿にほかなりません。近い将来必ず起きる大規模災害への教訓として、能登で何が起きたのかを、金沢大学准教授の青木賢人氏に聞きました。
2024/12/22
-
製品供給は継続もたった1つの部品が再開を左右危機に備えたリソースの見直し
2022年3月、素材メーカーのADEKAの福島・相馬工場が震度6強の福島県沖地震で製品の生産が停止した。2009年からBCMに取り組んできた同工場にとって、東日本大震災以来の被害。復旧までの期間を左右したのは、たった1つの部品だ。BCPによる備えで製品の供給は滞りなく続けられたが、新たな課題も明らかになった。
2024/12/20
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方