総務省消防庁は8月31日、令和5年4月1日現在の全国の消防団の組織概要などに関する調査結果を公表した。それによると、消防団への入団者は、学生団員や機能別団員の増加に伴い8年ぶりに増加したものの、総団員数は前年比2万908人減の76万2670人と過去最少を更新した。同省によると、統計が確認できる2013年以降、初めて全47都道府県での減少となった。

年代別の構成比は、30歳代以下の若年層の減少が続く一方、40以上は増加傾向にあり、高齢化が進んでいる。