2022/03/03
独自調査

リスク対策.comは新型コロナウイルス感染症への企業のこれまでの対応について検証を行うことを目的に、2021年12月6日~ 20日にかけて、インターネットによるアンケート調査「新型コロナウイルスへの対応と今後に関する調査」を実施した。今後のBCPの実効性の向上につなげることがねらい。約2万5000 の読者に協力を呼びかけ244の有効回答を得た。
その結果、これまでの対応においては、第1波の感染拡大時の対応に課題を感じた企業が最も多く、1日の新規陽性者が2 万人を超えた第5 波対応については課題と感じた回答の割合は第1波時より大幅に減った。また、企業の感染対策が職場だけでなく社員の家族にまで効果をもたらしていることなども明らかになった。
回答企業の規模は1001人~ 5000人が25%で最多だったが、幅広い規模の企業から回答を得ることができた。業種は製造業が35%で突出して高く、その他は10%未満だった。地域別には、東京に本社がある企業が5 割強を占めた。BCPの策定状況は、回答企業の約7 割が策定済みで、策定中を加えると85%だった。
検証の実施状況 58%が一度以上実施
新型コロナウイルスへの自社の対応について、これまでにどの程度、検証(振り返り)を行ったかを聞いたところ、「何度か実施した」(39.1%)との回答が最も多く、一度以上行ったことがある企業は58.2%と、全体の半数以上を占めた。一方で「行っていないし、行う予定もない」(15.1%)や「行っていないが、今後行う予定」(26.7%)など、未実施の企業も約42%あった【グラフ1】。
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