「サイバー防災訓練」について紹介するLINEの中村氏(右)

LINEは8日、インターネット利用の安全啓発として特設サイトを設置した「サイバー防災訓練」を22日まで実施すると発表した。LINEが幹事社となり、ヤフーとアマゾンジャパン、仮想通貨取引所運営のbitFlyer(ビットフライヤー)が後援企業として参加。フィッシング詐欺について解説する。

有名企業を装った偽メールや偽サイトによる、クレジットカード情報などを狙ったフィッシング詐欺が問題となってきている。一方でLINEのモバイルアンケートによると2110件の回答のうちフィッシング詐欺の認知度は「どんなものかよく知っている」7%、「ある程度知っている」30%と4割に満たない。

特設サイトではお笑いコンビ「アルコ&ピース」の平子祐希さんが出演し、偽メールや偽サイトを選ぶ体験型動画やフィッシング詐欺検定試験、解説などが掲載されている。2017年の「サイバー防災訓練」はLINEアカウント乗っ取りをテーマにしていた。同社のセキュリティ室アプリケーションセキュリティチームの中村智史氏によると、「後援企業との共通の問題として、今年はフィッシング詐欺をテーマにした」という。

■ニュースリリースはこちら
https://linecorp.com/ja/pr/news/ja/2018/2229

■「サイバー防災訓練」公式ページ
https://www.cyber-bousai.jp/

(了)

リスク対策.com:斯波 祐介