東京都の小池百合子知事が注力する女性目線による防災政策が本格化する。12日の記者会見で小池知事は「女性視点の防災ブック」と女性防災人材育成の第1回検討会を今月それぞれ開催する方針を明らかにした。
「女性視点の防災ブック」は2015年に都から発行された「東京防災」の女性版と言えるもの。17日に編集・検討委員会を開催する。聖路加国際大学大学院看護学研究科准教授の五十嵐ゆかり氏やマガジンハウスan・an編集部の中島千恵氏など学識経験者や出版社、NPO法人などから幅広く委員を選定した。また小池知事は「液体ミルクの活用も話し合う」と明言。防災ブックでもまだ国内で製造・販売されていない液体ミルクを紹介する方針で、どのように同書内で取り扱うか検討を進める。
人材育成の検討会議は23日に開催。「女性の声を防災活動に生かすには女性リーダーが必要」(小池知事)との視点から、避難所運営のほか、地域の人々に防災に関する指導ができるような人材育成をどうすればできるか検討していく。
■ニュースリリースはこちら
「女性視点の防災ブック編集・検討委員会(第1回)を開催」
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/05/12/08.html
「女性の視点からみる防災人材の育成検討会議(第1回)開催」
http://www.metro.tokyo.jp/tosei/hodohappyo/press/2017/05/12/15.html
■関連記事「東京都、女性視点の防災ブック作成」
http://www.risktaisaku.com/articles/-/2321
(了)
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