カウンターに固定できる災害対策型多用途透析装置「NCV-3SH」

ニプロ(本社:大阪市)は26日、大地震などの災害にも対応し、カウンターに固定できる災害対策型多用途透析装置「NCV-3SH」の販売を2月初旬より開始すると発表した。透析治療室に設置しているカウンターにボルトやナットで完全に固定でき、震度6強の地震が発生しても移動・転倒を防止する。

災害時の混乱状態で、離れた場所からも数値を確認できる15インチの大型ディスプレイを採用。また触感に訴える振動パネルを使用ている。

血液回路やフィルター内などの体外に出ている血液を患者体内に戻す返血作業をしている時に停電が起きても、バッテリーを内蔵しているため、自動で作動し治療を続けることができる。

カウンター設置型でありながら補液ポンプを搭載していて、血液ろ過と透析を同時に行うことも可能だ。

(了)