外務省は14日、大規模地震に見舞われたミャンマーの第2の都市マンダレーで崩壊した建物に居住し、連絡が取れなくなっていた日本人の成人1人の死亡が確認されたと明らかにした。今回の地震で邦人の犠牲が確認されたのは初めて。
 外務省は地震に巻き込まれた可能性があるとみて、在ミャンマー大使館を通じてミャンマー政府に捜索と救助を要請していた。関係者によると、倒壊現場で12日に遺体が発見されたという。
 林芳正官房長官は14日の記者会見で「捜索、救助に当たっていただいたミャンマーの関係者に深く感謝を申し上げる」と強調。政府として引き続き家族への支援に全力を挙げる考えを示した。
 マンダレーは震源に近く、甚大な被害が出た。 
〔写真説明〕記者会見する林芳正官房長官=14日午前、首相官邸

(ニュース提供元:時事通信社)