【ワシントン時事】トランプ米大統領は8日、石炭の増産などを目指す大統領令に署名した。石炭を安全保障上重要なエネルギー源と位置付け、規制緩和や投資促進を通じて「復権」を図る。
 トランプ氏は就任初日に、地球温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」からの再離脱を指示した。石炭は二酸化炭素(CO2)排出量が多い化石燃料で、しばしば温暖化促進の「悪者」扱いされる。石炭産業の振興で、気候変動問題に背を向ける姿勢を一段と鮮明にした。 
〔写真説明〕トランプ米大統領=7日、ワシントン(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)