自然災害
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被災企業、復旧作業に全力=コンビニ再開広がる―一部工場は稼働停止・能登半島地震
能登半島地震で被害を受けた企業は4日、復旧作業や安全確認に全力を挙げた。コンビニエンスストアでは営業再開の動きが広がっているが、被災地ではなお停電や通信障害が続き、物流の乱れも収まっていない。一部の工場は稼働停止を余儀なくされており、企業活動への影響はいまだ全容が見えない状況だ。
2024/01/04
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海岸線、250メートル動く=輪島市の漁港付近―東大など・能登地震
最大震度7を観測した能登半島地震で、東京大地震研究所などは4日、能登半島北西部の現地調査結果を公表した。石川県輪島市の鹿磯漁港で約3.9メートルの隆起が観測されたほか、同漁港近くの砂浜では隆起に伴い、海岸線が海側に約250メートル移動していた。 同研究所の石山達也准教授らは2日から調査を開始。
2024/01/04
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東北電ネット、北陸電送配電へ応援派遣
東北電力の送配電子会社「東北電力ネットワーク」は4日、能登半島地震の被災地での電力復旧に向け、技術系の社員ら112人と高圧発電機車4台を派遣すると発表した。 派遣は北陸電力送配電の要請を受けたもので、石川県を中心に応急送電や電柱などの設備の復旧を行う予定。同日中には現地に到着するという。 。
2024/01/04
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石川県、6日から雨や雪か=気象庁
気象庁は4日午後、石川県では6日に曇り時々雨となって天気が崩れ始めるとの予報を発表した。7日は雨のち雪となり、8~11日は曇り一時雨か雪の見込み。6日と7日は警報級の大雨になる恐れもある。 地震で地盤が緩み、土砂災害が起きやすくなっている所があるとみられ、同庁は注意を呼び掛けている。 。
2024/01/04
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総務省、被災地に幹部級で職員派遣=自治体間支援も本格化―能登地震
総務省は4日、能登半島地震で大きな被害を受けた石川県輪島市と珠洲市に対し、同県に出向経験のある職員2人を幹部級として派遣する方針を決めた。自治体側の要請を踏まえたもので、市長らの災害対応をサポートする。
2024/01/04
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能登地震、死者84人に=72時間経過、懸命の捜索―安否不明179人、孤立続く
最大震度7を観測した能登半島地震で、石川県は4日、県内の死者が84人になったと発表した。同日夕には生存率が急激に下がるとされる「発生から72時間」が経過。安否不明者も多数出る中、警察や自衛隊、消防などは懸命の捜索を続けた。
2024/01/04
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ヘリにライトや手で合図を=警察庁がXで呼び掛け―能登地震
最大震度7を観測した能登半島地震のヘリコプターによる救助活動について、警察庁は4日、ヘリが気付くようにライトや手で合図を送ってほしいとX(旧ツイッター)で呼び掛けた。
2024/01/04
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PALTAC、北陸物流センター出荷停止=能登半島地震で設備被害
卸売業のPALTAC(パルタック)は4日、石川県能登地方を震源とする大規模地震の影響で、石川県と新潟県の物流センターの稼働を停止したと発表した。設備の破損や倉庫の荷崩れで出荷が困難になったため。再開の見通しは立っておらず、東京、名古屋、大阪を中心とした物流センターから代替輸送を行う。 。
2024/01/04
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信越化、直江津工場を順次再開=能登半島地震で一時停止
信越化学工業は4日、最大震度7を観測した能登半島地震を受け、1日に操業を停止した直江津工場(新潟県上越市)について、3日から一部で再開したと公表した。同工場ではシリコーンやフォトレジスト(感光材)などを製造しており、今後は安全確認できた設備から順次再開する予定。業績への影響はないとしている。 。
2024/01/04
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JDI、石川工場で配管損傷などの被害確認=9日操業に向け安全確認中
ジャパンディスプレイは4日、能登半島地震により石川工場(石川県川北町)で複数の配管の損傷や漏水などの被害が確認されたと発表した。根幹となる生産設備に大きな被害は確認されていないといい、冬期休業開けとなる9日の稼働に向けて復旧と安全確認の作業を進めている。鳥取工場(鳥取市)では被害はなかった。 。
2024/01/04
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迫る72時間、募る焦燥=死者78人、安否不明51人―津波で1人流されたか・能登半島地震
最大震度7を観測した能登半島地震で、警察や自衛隊などは4日、甚大な被害を受けた石川県内で捜索を継続した。生存率が急激に下がるとされる「発生から72時間」が迫る中、安否不明者の発見に全力を挙げた。 石川県によると、輪島市で44人、珠洲市で23人が亡くなるなど、県内の犠牲者は78人に上った。
2024/01/04
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郵便局、被災地の窓口業務休止=石川県7市町、5日まで
日本郵便は3日、能登半島地震で被災した石川県輪島市など同県3市4町の全ての郵便局で、4~5日の窓口業務を休止すると発表した。週末にかけて各局設備の被災状況などの安全確認を行い、週明けに再開できるかを判断する。
2024/01/03
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エコノミー症や低体温症に注意=こまめな運動、水分補給を―能登半島地震
能登半島地震では厳しい寒さの中、多くの被災者が避難所での生活や車中泊を余儀なくされている。エコノミークラス症候群や低体温症の恐れがあり、専門家は「こまめな運動と水分補給を」と呼び掛ける。 エコノミークラス症候群は、長時間同じ姿勢でいることで足の静脈に血栓ができ、肺の血管が詰まって呼吸困難などに陥る。
2024/01/03
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メーカー、工場の確認急ぐ=非常電力尽き通信障害も―能登地震
石川県能登地方を震源とする地震では、多くのメーカーの工場が影響を受けた。一部が発生直後に操業を止めたほか、年始で休業中だった工場でも担当者が急きょ駆け付け、設備などの確認作業に追われた。停電や通信障害は続いており、非常用電力の枯渇といった懸念も浮上。
2024/01/03
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150キロ離れた新潟市内でも倒壊や液状化
2024年元旦の日本を襲った令和6年能登半島地震は、直線距離で東に約150キロ離れた新潟県新潟市でも被害を発生させた。1月3日時点の同市内の被害状況を報告します。
2024/01/03
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死者73人、被害全容見えず=自衛隊の捜索態勢増強―石川で3万人避難・能登半島地震
最大震度7を観測した能登半島地震で、警察や自衛隊、消防などは3日も行方不明者の捜索を続けた。石川県内では、これまでに73人の死亡が確認されたが、家屋の倒壊現場などで救出作業が難航しており、被害の全容は分かっていない。
2024/01/03
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震源断層、長さ150キロか=輪島市西部が4メートル隆起―政府調査委
政府の地震調査委員会は2日、最大震度7の能登半島地震について臨時会合を開き、震源断層は半島の北西部から北東沖まで長さ150キロ程度と考えられるとの評価をまとめた。続発する地震の分布や地殻変動の解析結果から推定され、マグニチュードが7.6と大きかったことを考えれば、相応の規模だという。
2024/01/02
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工場被災、影響把握急ぐ 立地企業、復旧に注力
能登半島地震の被災地にある一部工場では水漏れなどの被害が生じ、立地企業が2日、影響の把握を急いだ。建...。
2024/01/02
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石川・能登で震度7=57人死亡、けが人多数―一時大津波警報
1日午後4時10分ごろ、石川県能登地方を震源とする地震があり、同県志賀町で震度7の揺れを観測した。気象庁によると、震源の深さは16キロ。地震の規模(マグニチュード)は7.6と推定される。石川県では倒壊した建物の下敷きになるなどして57人の死亡が確認された。
2024/01/02
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志賀原発、取水槽水位3メートル変動=津波の到達高さ調査へ―北陸電
石川県能登地方で起きた最大震度7の地震で、北陸電力は2日夜、志賀原発1、2号機(同県志賀町)の敷地内にある取水槽の水位が約3メートル変動していたと発表した。同社は同日午前の説明では「有意な変動はなかった」としていたが、訂正した。
2024/01/02
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災害関連死の防止に向けて必要な対策を!
令和6年能登半島地震で被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。元日夕方の地震、その後の津波避難などでご不安が多いかと存じます。なかでも非常に心配なのが高齢者、障がい者の皆様です。災害関連死を防止し生活再建を進めるためにも、いまの段階でなすべきことをまとめましたので対策に生かされることを切望します。
2024/01/02
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能登は風雨強まる恐れ=土砂災害に十分注意―気象庁
気象庁は2日午後、石川県の能登地方では4日にかけて雷を伴う雨が降り、風が強まると発表した。3日朝には日本海西部で低気圧が発生し、東へ進む見込み。3日午後6時までの24時間雨量は多い所で30ミリ、4日午後6時までの同雨量は50ミリと予想される。
2024/01/02
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物流混乱、店舗休業相次ぐ=通信障害や停電解消せず―能登半島地震
石川県能登地方を震源とする地震で、2日も生活インフラや企業活動への影響が続いた。道路の寸断や交通規制により、郵便物や宅配便といった物流は大幅に乱れ、コンビニなどの小売店や外食チェーンの臨時休業が相次いだ。携帯電話の通信障害や停電も解消しなかった。
2024/01/02
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元日の悪夢-令和6年能登半島地震で浮かび上がった最悪の事態
石川県能登地方で1月1日午後4時10分ごろに発生した最大震度7を観測する地震では、東日本大震災以来の大津波警報が発表され、午後8時半ごろ大津波警報は解除されたものの、津波注意報が解除されたのは約18時間後の翌日午前10時だった。その間、沿岸部や川沿いにいる人は高台などの安全な場所に避難することが呼びかけられたが、倒壊家屋などで逃げ遅れや生き埋めになっているとの情報も多数寄せられた。公設消防は消火活動に追われ、また、一帯の道路の多くが寸断されているため、自衛隊や緊急消防援助隊の救助には時間を要した。逃げ遅れたり、閉じ込められた人々を助けられるのは誰か―。
2024/01/02
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「震度7」に1週間は注意を=能登地震で気象庁
石川県能登地方で最大震度7を観測した地震について、気象庁の下山利浩地震情報企画官は1日夜に記者会見し、「揺れの強かった地域では1週間程度、特に今後2~3日の間は最大震度7程度の地震に注意してほしい」と呼び掛けた。能登地方では約3年にわたり地震活動が続いており、当面継続するとみられるという。
2024/01/01