従業員の命を守る「職場の医学」
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メニハアオバヤマホトトギス…塩と水…~熱中症対策の基本~
初夏とはいえ時には夏以上に暑くなる事もあります。中澤さん(44才男性、仮名)は朝から同僚とともに倉庫内で商品の整理をしていました。気温はさほど暑くないのですが倉庫内は風通しが悪く蒸し蒸しとしています。同僚の1人が「めまいがする…」と訴えてうずくまり、そばにいた中澤さんが駆け寄って声をかけました。「どうした?」同僚は「気分が悪い…吐き気がする…」と訴えています。
2017/05/24
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アナフィラキシーは死ぬかもしれない病気です
ある日のランチタイム、賑わう社員食堂で男性が卒倒した。「どうしたんだ?!」そこに午前の会議を終えた中澤(仮名46才男性管理職)がやってきた。同僚の話によると、さっきまで普通に談笑しながら食事をとっていたのだが、急に「息が苦しい、気分が悪い…」と言い出して倒れてしまったとのことだ。
2017/03/23
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外傷による出血に対してできること
バングラデシュ・ダッカで日本人がテロの犠牲になってしまいました。JICA(国際協力機構)のコンサルタントとして現地の発展のために尽力されていた方々とのことです。同じく同機構の医療チームの末席に身を置く者として、お亡くなりになられた方々に哀悼の意を表します。
2017/03/08
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おさらいしようエコノミークラス症候群
熊本県によりますと、一連の地震で避難生活が長引くなか、県内でエコノミークラス症候群で入院が必要とされた患者は、5月1日午後4時現在、46人となり、このうち1人が死亡しています。内訳は、男性が10人、女性が36人で、年齢別では65歳以上が30人、65歳未満が16人となっています。
2017/02/23
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おす!オス!押忍? 新しい蘇生ガイドライン
photo by photo AC2015年10月、我々救急科専門医にとってビッグイベントがありました。それは全世界で5年ごとに改訂される蘇生ガイドラインのリニューアル発表でした。下記の会社のように、皆さんの会社でもぜひ社員に教えてあげて下さい。
2017/02/09
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世界標準ではサラリーマンがインフルエンザにかかっても検査も薬も必要ない!?
※画像はイメージですなんでも流行の最先端を行っときたい!というオシャレな紳士淑女の皆様もこればっかりは流行にのらない方が良いのでは?というのが、毎冬に猛威を振るうインフルエンザの流行ですね。
2017/01/12
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風邪をひいたら「美味しいものを食べて早く寝なさい」というおばあちゃんの話が一番正しい!?
病院で風邪によく効く薬を出して欲しいって、言ったことありませんか? (※画像はイメージです)朝晩の冷え込みが冬の到来を感じさせる季節。
2016/12/15
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【予防接種の落とし穴】 破傷風、10年経ったら定期接種!
※画像はイメージです 就業中に手をケガしてしまった部下が病院で治療を受けたあと帰社し、責任者の中澤(45才男性、仮名)のもとに報告に来ました。「すみませんでした。キズは縫ってもらいました。
2016/12/01
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キズの応急処置~病院行く前、行った後~
※画像はイメージです新しく配属されたばかりの部下が血相を変えて責任者の中澤(44才男性、仮名)に報告に来ました。「すみません、手をケガしてしまいました…」。押さえているタオルが血に染まっています。「どうしたんだ?」と聞くと、慣れない機械の操作中にあやまって手を挟んでしまったとのことです。
2016/11/17
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職場で急病人発生 あなたが行う評価と応急処置!
※画像はイメージです~ABCDE(F)アプローチ~朝から具合が悪いと言っていた中澤さん(44才男性、仮名)が作業中にあなたの目の前で崩れるようにうずくまってしまいました。「お~い、大丈夫か!」すぐさま駆けつけた同僚たちが中澤さんを取り囲み、抱え起こして声をかけます。
2016/10/27