【シリコンバレー時事】米ブルームバーグ通信は30日、中国の生成AI(人工知能)開発企業ディープシーク(深度求索)が、米エヌビディアの先端半導体をシンガポールの第三者を迂回(うかい)ルートにして入手した疑いがあると報じた。米政府は先端半導体の中国への輸出を制限しており、関係当局が実態を調査しているという。
 米商務長官候補のラトニック氏は29日の上院委員会の公聴会で、ディープシークが「規制回避の方法を見つけ、エヌビディアの半導体を大量購入した」との認識を示した。現在輸出が認められている半導体にも規制が広げられる可能性が出ている。 
〔写真説明〕米エヌビディアの画像処理半導体(GPU)(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)