最近、PayPayなどのスマホ決済サービスで、返金を受けるためのQRコードと錯覚させて、逆に送金用のQRコードを送りつけ、資金をだまし取る手口の詐欺が急増しています。今回は、そんな返金詐欺の手口とその対策について紹介します。

具体的な手口

・偽物のショッピングサイトで商品を購入してしまい、商品が届かず、代金をだまし取られる。(a)
・販売業者(犯人)から「〇〇ペイで返金する」と連絡が届き、LINEなどのメッセージアプリで友達登録を求められる。
・QRコードと入力用の数字が送られ、コードの読み取りと数字の入力を指示される。
・QRコードを読み取ると決済アプリで送金用の画面が開く。
・「円」や「送る」の文字に気づかすに、送金額の入力欄に数字を入力してしまうと、その金額を相手に送金してしまう。(b)

以上の流れで、(a)(b)の二重の被害となります。

①ネットショッピングした商品が届かない
②サイト事業者から返金の連絡
③電話で指示されながら、スマホ操作したら返金してもらうはずが、送金してしまった
 

対策方法

1.ネットショッピングは、公式アプリを利用するなど、信頼できるサイトを利用する

2.「〇〇ペイで返金します」と言われたら詐欺を疑う

3.決済アプリを利用するときは慎重に操作する

以上の3点が重要です。

                                       

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