第1回:パスワードの使い回しに注意!!
不正利用されないための対策と管理方法

警視庁サイバーセキュリティ対策本部
2016年4月、複雑多様化するサイバー空間の脅威に対処することを目的に設置された警視庁の組織。その業務の一つに、都民及び都内に所在する事業者等に対するサイバーセキュリティ対策や広報啓発活動を実施して、都民生活及び社会経済活動の安全・安心を確保するものがある。
2024/12/17
5分でわかるサイバーセキュリティー教室
警視庁サイバーセキュリティ対策本部
2016年4月、複雑多様化するサイバー空間の脅威に対処することを目的に設置された警視庁の組織。その業務の一つに、都民及び都内に所在する事業者等に対するサイバーセキュリティ対策や広報啓発活動を実施して、都民生活及び社会経済活動の安全・安心を確保するものがある。
SNSやウェブ上のサービスを利用するときに入力するIDとパスワード。複数のサービスを利用していると、その数に比例してパスワードの数も増えていきます。今回は、パスワードを不正利用されないための対策と管理方法の一例を紹介します。
●他のサービスで使用しているパスワードは使用しない!
サービスごとにパスワードを変えることが大切です。
●パスワードを複雑なものに設定する!
●パスワード管理ツールを利用する方法
パスワード管理ツールとは、SNSやウェブ上のサービスを利用する際のログインIDとパスワード情報をクラウドまたはローカル(端末)に保存して、そのサービスを利用する際に起動し、自動で保存したログインIDとパスワード情報を入力するツールです。
【メリット】
・複雑で解読が困難なパスワードを個別自動生成する機能があります。
・複雑なパスワードを覚える必要はありません。
・自動で保存したパスワード等は、フィッシングサイトのような偽サイトには、利用履歴がないため反応しません。
【デメリット】
・フリーのパスワード管理ツールは、セキュリティが脆弱な場合があります。
※サービスやアプリによって利用できる機能は異なります。利用する際は、開発者の信頼性やセキュリティ強度について確認しましょう。
●紙のノートに書いて保管する方法
パスワードを管理する紙のノートに書いてパソコンやスマートフォンとは別に保管します。
サイバーセキュリティに関する動画をYouTube警視庁公式チャンネル内で公開しています。
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