【シドニー時事】南太平洋の島国バヌアツの首都ポートビラでは、17日に発生した地震で主要な貯水池2カ所が破壊され、深刻な水不足に陥っている。安全な水の確保が急務となっており、国連機関などが給水支援を進めている。
 ポートビラ周辺には19日、国連児童基金(ユニセフ)やオーストラリア、ニュージーランドなどの援助隊が入り、被災者に水、食料、衛生用品などを提供した。ユニセフは「4万人の子供が緊急の人道支援を必要としている」と訴えている。水道が使える地域でも水質汚染が懸念され、当局は利用前に煮沸するよう呼び掛けている。 
〔写真説明〕18日、バヌアツの首都ポートビラの建物倒壊現場で救助活動に当たる作業員ら(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)