【バクー時事】米国と中国は12日、バクーで開かれている国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)で、メタンガスなど二酸化炭素(CO2)以外の温室効果ガス排出の削減を議論する会合を、議長国アゼルバイジャンと共催した。二大排出国の米中は、バイデン米政権下で気候問題を通じて対話を重ねており、協調をアピールした。
 米国で同問題を担当するポデスタ大統領上級顧問は演説で、「中国と米国はフロンガスからメタンまで、民間や政府のあらゆるレベルで長い間協力してきた」と述べ、首脳間の「重要な議題だ」と強調した。中国の劉振民特使は「米中協力と国際的な気候変動対策が引き続き強化されることを願っている」と訴えた。 
〔写真説明〕国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)内で共催した気候問題の会合で握手する米国のポデスタ大統領上級顧問(左)と中国の劉振民特使=12日、アゼルバイジャン・バクー

(ニュース提供元:時事通信社)