2024/10/05
防災・危機管理ニュース
石破茂首相は5日、石川県を訪れた。1月の地震と9月の大雨で大きな被害を受けた能登半島の被災地を視察。政府を挙げて復旧・復興に当たる考えを示す。首相の能登半島訪問は就任後初めて。
首相は輪島市で、大雨により住宅が流失した現場を確認。浸水した仮設住宅にも足を運んだ。地震で大規模火災が起きた「朝市通り」周辺では、被災者から課題などを聞き取った。
政府は被災地支援のため、今月中旬に追加の予備費支出を決定する方針。首相は4日の所信表明演説で「被災前の活気ある能登を取り戻すため、復旧と創造的復興に向けた取り組みを一層加速していく」と強調した。
〔写真説明〕能登半島地震で起きた火災で焼失した「朝市通り」付近を視察する石破茂首相(中央)=5日午前、石川県輪島市
〔写真説明〕大雨災害で家屋が流された現場を視察する石破茂首相(中央)=5日午前、石川県輪島市(代表撮影)
〔写真説明〕大雨災害で家屋が流された現場を視察する石破茂首相(右から4人目)=5日午前、石川県輪島市(代表撮影)
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/12/24
-
-
-
能登の二重被災が語る日本の災害脆弱性
2024 年、能登半島は二つの大きな災害に見舞われました。この多重被災から見えてくる脆弱性は、国全体の問題が能登という地域で集約的に顕在化したもの。能登の姿は明日の日本の姿にほかなりません。近い将来必ず起きる大規模災害への教訓として、能登で何が起きたのかを、金沢大学准教授の青木賢人氏に聞きました。
2024/12/22
-
製品供給は継続もたった1つの部品が再開を左右危機に備えたリソースの見直し
2022年3月、素材メーカーのADEKAの福島・相馬工場が震度6強の福島県沖地震で製品の生産が停止した。2009年からBCMに取り組んできた同工場にとって、東日本大震災以来の被害。復旧までの期間を左右したのは、たった1つの部品だ。BCPによる備えで製品の供給は滞りなく続けられたが、新たな課題も明らかになった。
2024/12/20
-
企業には社会的不正を発生させる素地がある
2024年も残すところわずか10日。産業界に最大の衝撃を与えたのはトヨタの認証不正だろう。グループ会社のダイハツや日野自動車での不正発覚に続き、後を追うかたちとなった。明治大学商学部専任講師の會澤綾子氏によれば企業不正には3つの特徴があり、その一つである社会的不正が注目されているという。會澤氏に、なぜ企業不正は止まないのかを聞いた。
2024/12/20
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方