台風7号の接近に伴い、東海道新幹線は東京―名古屋間で16日始発から終日運転を取りやめる。名古屋―新大阪間では大幅に運転本数を減らす。東北、上越、北陸などの各新幹線も同日昼から夜にかけ、大幅な遅れや運転取りやめの可能性がある。日本航空、全日空は羽田、成田両空港を発着する計471便の欠航を決めた。
 JR東海によると、16日の名古屋―新大阪間では「こだま」(全席自由席)を1時間当たり上下各2本程度走らせる。17日も運転見合わせなどが発生する可能性があるとしており、15日は東京―新大阪間で全席指定の臨時列車を上下計8本運行する。
 東海道・山陽新幹線の計画運休は昨年8月に台風の影響で名古屋―岡山間の運転を終日取りやめて以来。JR東海は利用客に旅行などの予定変更を検討するよう呼び掛けている。
 一方、南海トラフ地震の「臨時情報(巨大地震注意)」発表に伴い三島―三河安城間で行っていた徐行運転は、状況に変化がなければ、15日午後5時から通常に戻す。 
〔写真説明〕JR東京駅に入線した東海道新幹線の車両=2023年7月

(ニュース提供元:時事通信社)