ロイター通信によると、ギリシャの首都アテネ近郊で11日、山火事が発生し、12日までに数百人が避難を余儀なくされた。炎は強風によってアテネ中心部から約14キロの地点まで迫っており、ギリシャ政府は欧州連合(EU)各国に支援を要請した。
 山火事はアテネ北方35キロの村で発生。30を越える地域で住民が避難し、停電が発生している地域もある。死者は報告されていないが、消防当局によれば、煙を吸い込んだ人々や、やけどを負った消防士が手当てを受けた。 
〔写真説明〕12日、アテネ郊外で山火事の消火に当たる消防士(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)