【ワシントン時事】米国家安全保障会議(NSC)の報道官は10日、イスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザの学校に対する空爆について声明を出し、「民間人が犠牲となったとの報道を深く憂慮している」と懸念を表明した。
 ロイター通信はガザ当局の情報として、避難していた子供を含む約100人が死亡したと報道。イスラエル側は学校がイスラム組織ハマスの軍事拠点だと主張し、攻撃を正当化している。
 報道官は、これに対して「われわれは一貫して、イスラエルは民間人の被害を最小限に抑えるための措置を講じなければならないと伝えてきた」と指摘。「あまりにも多くの市民が殺傷され続けている」と強調した。 
〔写真説明〕10日、パレスチナ自治区ガザで、イスラエル軍の空爆を受けた学校の被害状況を調べる住民ら(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)