【ワシントン時事】米ニジェール両政府は5日、米軍がニジェールの基地からの撤退を完了したと発表した。両政府は共同声明で「両軍の効果的な協力と意思疎通により、撤退作業は予定よりも早く、つつがなく終了した」と明らかにした。
 昨年7月にクーデターで実権を握ったニジェールの軍事政権はロシアに急接近し、米軍に撤退を求めていた。ニジェール中部の空軍基地は米国が多額の資金を投じて整備し、地域のテロ対策などの拠点となっていた。 

(ニュース提供元:時事通信社)