【パリ時事】世界保健機関(WHO)加盟各国は10日、コロナ禍を教訓に新たな感染症のパンデミック(世界的大流行)に備える国際条約の策定作業で合意に至らず、交渉継続を決めた。27日からの年次総会までに、条約案の修正を進める。ただ、ワクチンの公平な確保などを求める途上国と、過度の負担を避けたい先進国の溝が埋まるかどうかは不透明だ。 
〔写真説明〕世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長=4月18日、ワシントン(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)