2月13日の深夜発生した福島県沖の地震では、物流や交通網の途絶が発生しており、企業活動への影響が懸念される。今週から天気が崩れることが予想されるため、二次災害への備えも不可欠だ。情報収集に役立つサイトをまとめた(14日正午時点)。

【クライシスレスポンスサイト】

国立研究開発法人防災科学技術研究所では、地震後1時間程度で、直ちにホームページ上にクライシスレスポンスサイトを立ち上げた。面的推定震度分布に加え、建物被害推定などを公表した。14日0時時点によると、宮城県山元町、福島県相馬市、郡山市、国見町などで住宅被害が推定されている。

http://crs.bosai.go.jp/DynamicCRS/index.html?appid=e27a37203d3f42c4846c7d2122ed3725

 

建物被害推定とは、震動分布の推定結果を使って、建物構造、被災度、耐震基準・年代ごとに異なる被害関数を適用し、250mメッシュごとの被害率を計算し、計算した被害率分布と建物分布データを組み合わせ、建物構造、耐震基準・年代別にメッシュ毎の被害棟数を算出し、それらを合計して、建物被害棟数として表したもの。要は、どの地域でどのくらいの住宅被害が出ているかを即座に推定し、地図上に表示する。 また、14には、国土地理院が発表した斜面災害の推定結果と液状化被害の推定結果が加わった。今後の土砂災害や液状化による被害把握に役立つ。

【総務省】

総務省消防庁によると、2月14日13時現在、死者は出ていないが、負傷者は114人、住宅被害は一部破損が8件、その他、エレベーターの閉じ込め(救出済み)などの被害も報告されている。
https://www.fdma.go.jp/disaster/#anchor--01

【国土交通省】

国土交通省によると、14日11時現在、新幹線、在来を合わせて3事業者24路線で運休が発生。道路では、常磐道がのり面崩壊で通行止めとなっているほか、路面陥没も報告されている。高速バスの運休もある。
https://www.mlit.go.jp/saigai/saigai_210213.html

・JR東日本
https://traininfo.jreast.co.jp/train_info/service.aspx
・NEXCO東日本 
https://www.e-nexco.co.jp/news/important_info/2021/0214/00009375.html

【内閣府】

内閣府によると、宮城、福島、茨城の3県で173の避難所が開設され、14日6時現在258人が避難している。ライフラインでは停電や断水が続いている地域もある。
http://www.bousai.go.jp/updates/r3fukushima_eq_0213/index.html

【NHK】

NHKでも各地に開設避難所情報を掲載している。
https://www5.nhk.or.jp/saigai/index_fd.html

【気象庁】

地震情報
https://www.jma.go.jp/jp/quake/20210213141800395-13230800.html

週間天気予報
https://www.jma.go.jp/jp/week/