SNSなどの適切な利用やフィルタリングサービスのカスタマイズ機能の利用方法についてもカリキュラムに追加し、啓発促進していく(出典:写真AC)

NTTドコモは20日、青少年がインターネット上の有害情報に起因する犯罪被害やトラブルに巻き込まれることを防止するため、内閣府や総務省などによる「あんしんネット 冬休み・新学期一斉緊急行動」に連動して、フィルタリングサービス活用促進などの取り組みを実施すると発表した。スマートフォンなどを利用する際の家庭でのルール作りを啓発促進、フィルタリングサービスの利用促進、青少年のスマートフォンに関するリテラシー向上を目指す。

同社は、青少年が安心・安全にサービス利用できることを重要な取り組みと位置付け、フィルタリングサービスの利用徹底など新たな社会問題にも対応したカリキュラムを用意し、全国の小学校・中学校・高等学校に講師を派遣し、青少年向けのほか、保護者や教職員向けに「スマホ・ケータイ安全教室」を展開している。安全教室の中では、青少年個々の学齢、知識、能力に応じた家庭でのルール作りに加え、SNSなどの適切な利用やフィルタリングサービスのカスタマイズ機能の利用方法についてもカリキュラムに追加し、啓発促進していく。

全国のドコモショップにおいても、契約する際に青少年の利用であることを確認した場合は、フィルタリングサービスの案内を徹底するとともに、原則、サービスを設定する。サービスの概要や利用方法などについて紹介している専用の冊子(フィルタリングサービスパンフレット)を店頭に配備し、顧客への説明時に渡していく。端末を購入する前、購入した後の保護者、青少年を対象に、「ドコモスマホ教室」を実施し、フィルタリングの必要性や、SNSの適切な利用に関するカリキュラムを用意する。

ホームページ上にも青少年のスマートフォンなどの利用についての注意点や、フィルタリングサービスの案内など新たなページを設けた。より多くの人々にフィルタリングサービスや家庭でのルール作りの必要性について理解してもらうための紹介動画や映像教材も用意している。

電気通信事業者協会(TCA)などを通じて、ウェブサイト、アプリを安心・安全に利用してもらうため、インターネット利用時における注意事項の説明強化、フィルタリングの必要性の周知啓発、店頭におけるフィルタリングサービスの設定の徹底を目的とし、携帯電話事業者共同で啓発ツールの店頭設置や啓発動画の放映を行い、スマートフォンの利用に関するリテラシー向上に寄与できるよう取り組む。

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(了)

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リスク対策.com:横田 和子