2020/07/14
ニュープロダクツ
小松電機産業とNTTドコモはこのほど、シートシャッターに顔認証入室管理機能を搭載できる「happy gate門番 クラウド管理システム 顔認証入室管理機能」を開発した。マスクを着用したままでの顔認証や、マスクを着けていない場合の入室不許可など、感染症予防と衛生環境改善の対策として活用できるもの。低遅延・高速かつ高精度な顔認証により、入室管理のセキュリティ向上を支援する。
同機能は、小松電機産業が工場や医療機関向けに提供する高速シートシャッター「happy gate門番」に、シートシャッターの稼働状況の把握や設定変更が可能な「happy gate 門番 クラウド管理システム」、RealNetworks, Inc.のAI顔認証ソフトウェア「SAFR(セイファー)」、ドコモの5G対応クラウド基盤「ドコモオープンイノベーションクラウド」を組み合わせたもの。
「happy gate門番」に専用ユニットを取り付けることで即日クラウド化が完了し、工場のIoT化を推進できる。客の側でのサーバー購入や複雑なシステム構築は必要ない。また、オプションの通信基板を設置することで、故障時には小松電機産業が遠隔から復旧をサポートする。
さらに、オプションの環境センサーを追加することにより、温度・湿度・気圧・風向・風速などを測定してクラウドに保存し、衛生コンサルタントなどとデータを共有することで改善を効率的に促進できる。環境改善のための解析画面も提供する。
そのほか、PC・スマートフォン向け専用アプリにより、工場全体のシートシャッターをアプリで一括管理。管理画面からシャッターの設定変更を行うと、すぐに稼働中のシートシャッターへ反映する。
同機能は、小松電機産業が9月1日から提供する。
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp
リスク対策.com 編集部
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/12/24
-
-
-
能登の二重被災が語る日本の災害脆弱性
2024 年、能登半島は二つの大きな災害に見舞われました。この多重被災から見えてくる脆弱性は、国全体の問題が能登という地域で集約的に顕在化したもの。能登の姿は明日の日本の姿にほかなりません。近い将来必ず起きる大規模災害への教訓として、能登で何が起きたのかを、金沢大学准教授の青木賢人氏に聞きました。
2024/12/22
-
製品供給は継続もたった1つの部品が再開を左右危機に備えたリソースの見直し
2022年3月、素材メーカーのADEKAの福島・相馬工場が震度6強の福島県沖地震で製品の生産が停止した。2009年からBCMに取り組んできた同工場にとって、東日本大震災以来の被害。復旧までの期間を左右したのは、たった1つの部品だ。BCPによる備えで製品の供給は滞りなく続けられたが、新たな課題も明らかになった。
2024/12/20
-
企業には社会的不正を発生させる素地がある
2024年も残すところわずか10日。産業界に最大の衝撃を与えたのはトヨタの認証不正だろう。グループ会社のダイハツや日野自動車での不正発覚に続き、後を追うかたちとなった。明治大学商学部専任講師の會澤綾子氏によれば企業不正には3つの特徴があり、その一つである社会的不正が注目されているという。會澤氏に、なぜ企業不正は止まないのかを聞いた。
2024/12/20
-
-
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方