2014/07/20
セミナー・イベント
洪水の被害想定とタイムライン構築のポイント
豪雨による災害が各地で多発している。住民や自治体の対応に注目が集まるが、企業の対策は進んでいるのだろうか。
2010年4月の中央防災会議の「大規模水害対策に関する専門調査会」の報告書によると、利根川が氾濫し首都圏に広域被害をもたらしたとする想定結果では、浸水面積530平方キロメートル、死者数2600人、孤立者数最大110万人、荒川の右岸低地が氾濫した場合は、浸水面積約110平方キロメートル、死者数2000人、孤立者数最大86万人にのぼると試算されている。しかし、首都圏をとりまく水害リスクはこれだけにとどまらない。昨年フィリピンを襲ったようなスーパー台風が首都を直撃すれば、暴風雨とともに津波に匹敵する規模の高潮が襲いかかる。さらに地震との複合災害として堤防の決壊が発生する可能性も否定できない。企業はいかに対策を講じればいいのか。
本セミナーでは、大都市圏の洪水リスクに詳しい公益財団法人リバーフロント研究所理事の土屋信行氏と、名古屋工業大学大学院教授で2012年に米東部を襲ったハリケーン・サンディの調査にあたった渡辺研司氏の2名を講師に招き、企業としての豪雨対策について考えます。
開催概要
■
日時
:2014年9月24日(水) 14:00~17:00 (受付開始13時30分~)
■場所:明治薬科大学剛堂会館ビル 1階セミナールーム
■住所:〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-27
印刷用地図
■定員:150人
■参加費:5000円(資料代含む)
★参加者全員に土屋信行著「首都水没」(文藝春秋)をプレゼント >>>
プログラム
14:10~15:10 |
首都水没の脅威 講師:公益財団法人リバーフロント研究所理事 (元江戸川区土木課長) 土屋信行氏 1975年東京都入都。東京都建設局課長、江戸川区土木課長などを歴任。ゼロメートル地帯の洪水の安全を図るため、2008年には「海抜ゼロメートル世界 都市サミット」を開催するなど、幅広く災害対策に取り組んでいる。現在はリバーフロント研究所理事のほか、公益財団法人えどがわ環境財団理事長、土木学会 東日本大震災特別委員会タスクフォース委員、ものつくり大学非常勤講師。「首都水没」(文藝春秋)著者。 |
15:10~15:30 | 質疑、休憩 |
15:30~16:30 |
米国のハリケーン・サンディへの対応に何を学ぶか 講師:名古屋工業大学・大学院社会工学専攻教授 渡辺研司氏 1986年京都大学農学部林学科(砂防工学)卒業。富士銀行、PwCを経て現職。現在はリスクマネジメント、事業継続マネジメント(BCM)と国際標準化 (ISO/TC223-WG1国際議長)、重要インフラ防護と横断的演習など、多様化・複雑化するリスクに対するマネジメント手法や評価方法を探究。著書 に「BCMS(事業継続マネジメントシステム)-強靭でしなやかな組織をつくる」共著(日刊工業新聞社)など。工学博士、MBA。 |
16:30~17:00 | 質疑 |
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